1-4.フォームの波の使い方-波の使い方の基礎の基礎 パワーゾーンを理解しよう

FUNRIDE 編集部

プロのサーフコーチに学ぶ「ファンライドサーフアカデミー」。 今回は、「1-4.フォームの波の使い方」。

基本フォームの再現には、波の使い方を理解が必要です。波の使い方の基礎の基礎パワーゾーンをご紹介します。

本稿は、Youtubeの放送を加筆修正したものです。

波の使い方を理解しないと、学んできたことが再現でない

MC田島亜聖(以下、田島):まずは、ここまでのおさらいをしておきましょう!

講師 富岡正登(以下、富岡)これまでフォームについてお伝えしてきました。

自己分析では、上半身の向き、後ろのヒザ、背中のシルエットについて、ご自身のサーフィンのフォームを3つのセルフチェックしを通して確認していただきました。

次に、基本テクニックの理解として、目、胸、手を前へ、前後の荷重動作、股関節の内旋と上半身の旋回ができているかをチェックしていただきました。

また、基本テクニックの動作を再現できるようにするフィットネスを体験してきました。

そして、今日は波の使い方に入ります。

サーフィンは波を使ったスポーツですので、波の使い方を理解しないと、これまで学んできたことが再現できません。

田島:では、具体的どう進めていきましょうか?

一番早くトップに上がれる場所を目指す

富岡波の映像を使いながら進めていきましょう。

今回は綺麗な波の映像を用意したので、オーソドックスな波で、どこを押さえれば、しっかりとしたサーフィンができるのか?を説明していきます。

早速ですが、ここからテイクオフしたとして、どこを目指していきますか?

田島:まずはボトムですか?

富岡:具体的にボトムのどこを目指しますか?

田島:波が崩れる下のボトムより、少しショルダーよりでしょうか?

富岡:間違いというわけではなのですが、まっすぐ下より少しショルダー側と言われましたが、まっすぐで正解です!

この波は比較的だらっとした波なので、スープの下が使える場所になります。なので、スープの下と、波の切り立ったトップを繋いで欲しいんです。

田島:結構、深い位置になるんですね。

富岡サーフィンは深い位置からするのが恰好いいと聞いたことがありませんか?

それは、理屈的に合っていて、一番パワーのあるスープの下が、サーフボードを一番早く上げてくれる場所になります。

そして、逆にトップの波がメラメラしてきている場所が、一番早くボトムに戻れる場所になります。

これをイメージしてサーフィンができるかが、重要になります。

田島:上手な人はイメージしてサーフィンしているんでしょうが、そこまで想像していませんでした…。

富岡:まずは「ここを使わないといけない」ということを理解しないと、その準備ができてないと思います。

これだけ綺麗な波だと、とにかく前へ前へ行きたい気持ちがでますよね?

一番早くボトムに戻れる場所を繋ぐ

田島:そうですね。前へ前へ気持ちよく、行ってしまう人がいますね。

富岡:気持ちいいんだと思います。ただ、本当にスピードを出したいのであれば、この場所をキープした方がスピードが出ます。

まずは、意識してボトムに向かえれば、スピードのでるトップのパワーゾーンを確認できる場所にいれるはずです。

田島:話が外れるかもしれませんが…、この動きはコンペの時にも差がでるんですか?

富岡:差がでますね。波のリスクを考えると、波の深い位置にいる方がリスキーですよね。

特に、ボトムから切りたったトップの場所に行くのはハイリスクな動きになります。

一番スピードが出て、アグレッシブな動きになり、リスクの高い技をコントロールできるかが、コンペティションには求められます。

田島:僕はコンテストには出ないんですがww

富岡:楽しくサーフィンするにしても、この場所でサーフィンできると気持ちいはずですよ!

どんな波であれ、一番早くトップに運んでくれる場所、一番早くボトムに運んでくれる場所がどこなのかを理解して、波にアプローチしていくと表現の仕方が変わってきます。

また、基本のフォームが乱れるのは、スピードが出ない状態だったり、正しいサーフィンができない場所では安定感も出ません。

間違ったスピードのつけた方は、間違ったフォームになり、どんどん間違った方向に行ってしまうので、一番力のある場所をキープしていくのが最初のステップになります。

田島:上級者は常にこの場所をキープれていますよね。

富岡:上級者は波が張ってくるのを待ちますよね。しっかり波が切り立った状態を作れます。これがコントロールできるから、いい場所でかっこいいサーフィンができ、これが中級者との差になると感じます。

いつでも、基本のフォームに戻れる状態をつくる

次にライディングを見ていきましょう。

先に走りすぎずに、波の深い場所をキープしています。

そして切り立ったトップの場所から、波の深い場所に戻しています。

田島:手と胸と目が前に向いた基本のフォームをしていますね。

富岡:はい。そして、技が終わった後に、ニュートラルなフォームに戻っていますよね。

この状態が作れないと、次のスピードアップが作れません。

失敗する人は、横を向いて、お尻からペタッと落ちてしまって何もできない状態になります。

この基本のフォームにいつでも戻れる状態を作っていれば、波をしっかりと自分の思うようにラインディングを作っていけます。

田島:今回は、波の使い方を学びましたが、まとめていただけますか!?

富岡:先ほど見たライディングをすぐにするのは難しいと思います。

まずは、一番早くトップに運んでくれる場所、一番早くボトムに運んでくれる場所を確認しながらサーフィンをして頂けると、波の使い方が、今までと変わってくるのではないかと考えています。