プロロングボーダーの年収は?スポンサーとの関係や契約金 ― プロサーファー秋本祥平【後編】
2019.11.26プロロングボーダー秋本祥平プロとお届けするファンライドトーク後編。ノーズライディングの秘訣やサーフィン上達方法、遠征に必要なお金の話などプロサーファー活動の話など。
その他にも宮崎のサーフィン界の話や普段のお仕事のサーフガイドやオリジナルブランド「コネクトジャーニー」について色々と聞いてみました。
本稿は、Youtubeの放送を加筆修正したものです。
MC田島亜聖(以下、田島):プロサーファーといども、それだけで飯を食べていくのは、なかなか難しいということで、サーフガイドなどもやっていたり、今僕が着ているコネクトジャーニーというブランドを立ち上げたりて、プロサーファー以外の事業を拡大されていますが、何か切っ掛けがあったんですか?
僕が一緒に付いてあげた方が、お客さんが楽しめるのかなと
秋本祥平プロ(以下、秋本プロ):サーフガイドやサーフレッスンを始めた切っ掛けは、宮崎の良さ、サーフィンの良さを知って欲しい。また、来たからにはいい波に乗って欲しい気持ちからです。
トリップで宮崎に来ても、コソコソしながらサーフィンしないといけない気持ちになったり、そもそもどこで入っていいかもわからないし、ピークには近づけないし…
そういうのを僕が教えてあげていたんですが、それだったら、僕が一緒に付いてあげた方が、お客さんが楽しめるのかなと。
田島:なるほど、じゃあ、コネクトジャーニーのサーフボードの特徴は?
秋本プロ:特徴はまずはパドリングは早い、スムーズ、乗りやすい。
森井誠一さんと、山口奏さんにシェイピングをお願いしているんですが、とりあえず乗りやすいですね。
田島:乗りやすいと言うと、ハイパフォーマスではなく…
秋本プロ:僕のサーフィン的にも、どちらもやるので、どっち寄りという感じではなく、サーフィン全体のサーフボードを提供できるように、僕もたまに短いの乗ったり、ミッドレングスも乗ったりと、いろんなお客さんに合うに、いろいろ考えています。
田島:ということは、ハイパフォーマンスが欲しいって言う人には、あわせてオーダーできる感じなんですね?
秋本プロ:はい、そうですね。それに、僕が持ってると板も試乗してもらって、一緒にサーフィンにして考えてもらうようにはしています。
トッププロ・ロングボーダーの年収は、300万円~
田島:プロサーファーと、例えばウェットスーツやボードであったり、スポンサーさんとの関係は、年間いくらとかの契約だったり、ウエットスーツを無償でなど、そんな感じですよね…だいたい、幾らくらいもらってるんですか…?
例えば、サーフボードにステッカー張ると年間幾らくらいでお願いできるんですか??
秋本プロ:最低…年間10万円くらいですね。
田島:ほぉー。例えば、スキージャンプの選手とかは、カメラの前で絶対ステッカーを見せないといけないとか、細かいルールはあるんですか?
秋本プロ:やっぱり、ありますね。会社によってなんですけど、大きい会社になればなるほど、厳しいですね。
ぶっちゃけ、僕のスポンサーは厳しいところはないですが。
田島:ちなみに…サーフィンだけの年収は?遠征費などなし、プラスマイナスではなく、入りの部分だけは?
プロサーファー秋本祥平は年収いくら稼いでいるのか?
秋本プロ:年収300万円くらいですかね。
秋本プロ:300万円!?まぁ、それを多いとみるか、少ないと見るかは人それぞれですね。
日本で、5位6位がそれだけなのっていう風に感じる人もいれば、そんなに稼げるんだと、意外と稼いでるなって思う人も、立場で全然違うと思いますね。
秋本プロ:年収300万円でも、経費がやっぱり200万円くらいかかりますからね><
田島:CT 選手ともなれば、桁が億の世界ですよね?
秋本プロ: 日本人だとカノア選手が断トツで、億にも手が届く、夢のある世界ですね。ショートとロングの格差もありますね。
田島: オリンピックもショートだけですよね?
秋本プロ:はい、ロングもやって欲しいですよね。寂しいですよね。
そこで、今やっぱり、差が開いているような気がすですね。賞金の差もありますね。
田島:でも、ロング増えてきてるような気はしますよね。僕がサーフィン始めた25年くらい前は、みんなショートで、ロングは物珍しい部類でしたけど。
秋本プロ:でも、今でも割合でいえば3割くらいじゃないですが、ロングボーダーは。
ロングボーダーとしては、そこの辺の認知度も、上げていきたいですね。
田島:その辺が、将来どうしたいかという部分に繋がっていくんですが、最終的な着地点として、ショップを構えるとか、見通しは、どのように考えているんですか?
秋本プロ:宮崎でサーフショップを出して、若い子たちを育てていけるような人になりたいですね。そのためには、自身でグラチャンピオンを取りたいと考えています。
サーフィンを、若い世代に繋いでいきたいです。
田島:同じ宮崎として、これからも応援していきたいと思っています。
サーフボードのステッカーは年間10万円だそうです。スポンサーのお金も必要なので、ご協賛をw
何かあったら声をかけていただきたいと思います。
秋本プロへのご連絡は、こちらのホームページまで!