宮崎のローカリズム事情は? 元プロが選ぶ上手いサーファーは? 水元公志 元プロ【後編】

FUNRIDE 編集部

FUNRIDE TALKの第2回目のゲストは宮崎の串間市出身の元プロサーファーでローカルサーファーでもある水元公志さんです。

元プロサーファーから見て上手いと思うプロサーファーは? 宮崎県串間市のローカリズム事情について聞きました。

本稿は、Youtubeの放送を加筆修正したものです。

本当のプロサーファーの姿を、俺は順に気づかされたんです

MC田島亜聖(以下、田島):水元さんが思う、うまいプロサーファーの名前をあげるとすれば?

水元公志元プロ(以下、水元):森哲太と椎葉順です。

森哲太は天性・天才ですね。生まれ持った才能が誰よりもずば抜けていると思うです。どんな波に乗ってもうまく、特にチューブはかなわない感じでした。

ただ、彼も努力が嫌いなタイプでしたねw

椎葉順は、センスもありますが、常に努力をしているタイプですね。

現役最後の1年2年ぐらいを椎葉順と一緒に大会を回っていたんです。

その時、こいつ寝るの遅いなーと思って、〇ニーでもしてるんじゃないかと…夜、ゴソゴソ音がしたので、目撃しようと覗いたら、ストレッチしてたんですよ…みんなが寝た後で。

それを見た時に、「これが本当のプロサーファー」なんだと、俺は順に気づかされたんですよ。

田島:その時、何やってるんだろうと思って、いやらしい気持ちで覗いた自分が恥ずかしくなってしまいますねww

森哲太プロと椎葉順プロは、全く違うタイプのサーファーですね。

水元:順と哲太が重なると、世界で通じるんじゃないかと思っていましたね。

僕は優勝したい一心でつとしつこくプロツアーを回っていましたが、順がプロで初優勝した時に「もういいわ」と力が抜けて、そこで大会回るのを辞めました。

田島:では、プロサーファー水元公志の幕引きをしたのは、椎葉順さんなんですね!?

水元そう言っても、過言ではないですね。

宮崎でも、世界を目標にしている若手も多いですが、まずは椎葉順を抜かなければ、世界には行けないですね。

椎葉順は努力し続けて、今の地位があるので、それ以上のことしないと、勝てはしないですよね。

串間のサーフィンをする環境を整備していきたい

田島:それでは話題を変えて、現在、串間市のサーフィン連盟の理事を務めておられますが、プロとして活躍している時とは違う環境になってきていますか?

水元:そうですね。串間市のサーフィン連盟を、去年に立ち上げて活動しだしたんですが、僕の目的は串間のサーフィンをする環境づくりですよね。

ビジターが多くなり、文句をいうローカルが増えたんですが、それは環境整備をしてないからだと考えており、環境整備をした上で、もっと受け入れていけるようにしたい気持ちがあります。

田島:宮崎も縦に長い県で、様々なポイントがあり、それぞれのポイントでローカルの考え方も微妙に違いがあると思います。

また全国でも、いろんな違いがあると感じています。

串間は、他のポイントと比べてどんな場所だと感じていますか?

水元「僕の考えは」ですけど…今の時代、「来るな!」は、ないと思うんです。

昔のローカルは厳しいイメージがありましたが、今はできるだけ受け入れてあげる体制を作らないといけないと思います。

僕は宮崎の南部ですが、ローカルを見ているとオープンなんですよね。「ここに入るな」というポイントはないと思うんです。

でも、秩序を乱す人達がいるので、うるさくなってしまうのが現状だと思うんですよね。

田島:サーフィンや、その場所がメジャーになると、乱れてくるのは避けられないですよね…。

水元はい、避けられないと思うんですよね。

もちろん、甘い話ではないと思いますが、こちらは受け入れますよという体制ができれば、もめ事も減るんじゃないかなと。

例えば、串間は駐車場とかがほとんどありません。ビジターも駐車場がわからないから、違うとろに停めて、追い出されるっていうのが、現状なんですが、駐車場の場所を分かりやすく案内することで解決できますよね。

まずはそこからかと。連盟という形で地元のサーファーにも協力してもらいながらと考えています。

田島:串間もそうですが、宮崎県全体でどんな風になっていってほしいという考えはありますか?

水元難しい質問ですね><

僕は、若いプロサーファーのことを考えて、もっともっとオープンにして、大きな企業に注目してもらって、地元の若い人たちをサポートしてもらえるようになって欲しいと思います。

でも、オープンにすればするほど、例えばISAの大会もありましたが、その後に、もめごとが多いんですよ。

単純に、仲良くしたらって感じなんですけどね

田島:我々も、県外に行けばビジターですし、宮崎といえどもポイントによってビジターになれば、ローカルにもなるわけで、ビジターとしても心構え、アドバイスはありますか?

水元僕は単純に、仲良くしたらって感じなんですけどね。

でも今のビジターの方って、怒られるっていう前提で構えて、喧嘩腰でくるで来てる人が多いように感じます。

そうじゃなくて、もっと地元の声を聞いてうまく立ち回ればと思うんですが…。怒られるのを構えて喧嘩腰でくるビジターが多いと思うんですよね。

田島:構えて喧嘩腰…僕はちょっと違っていて…「何が悪いんだ?」っていう、何も考えていないビジターの方が、もめ事を起こしてんじゃないかなと感じています。

水元:それも、あるかもしれないですね。

ただ、今年もあったんですけど、ビジターに注意したら、逆上されて車のフロントガラスを割られた人がいたんです。

なので、そういう人がいると、閉鎖的にならざるを得ないですよね。

そうじゃなくて、コミュニケーションをとって「入っていいですか?」とか、「いい波ですね」と、一言声をかけるだけで、全然違うと思うんです。

田島:「入っていいですか?」って言って、嫌だという人はいないですよね?

水元いないと思います。宮崎には。みんな優しい人ですし。

もしダメなら、ここに入るなって、看板立っていると思います。

田島:要は、お互いに、おじゃましますと、ようこそ宮崎にの気持ちが重ならないといけないですよね?

海は誰のものでもないだろうという感じで来られると、こっちもなんだよって感じになりますよね。そこが問題のもともとの出発点ですよね。

誰のものでもない海を整備しているのはこちらですからね。まぁ、難しい問題ですよ。

どんな形であれ、サーフィンを続けていたい

田島:これは、サーファーが集まれば、必ずこの議論になる話題ですね。

答えは一つではないと思いますし、今度も常に課題として残るところですね。

さて、今後の活動といいますか、サーフィンスクールとガイドが大好評とお聞きしていますが。

水元今はサーフガイドをメインにさせてもらっています。

お客さんが安全に、空いているポイントで、もめごとが無いようにサーフィンさせてあげたいなと考えています。

田島:ガイドの仕事ってプッシャーじゃないですか?県外から来て波がないとか…

水元結構プレッシャーですね。

なので前日には「明日はどうしますか?」と告知はさせてもらっています。あと、僕は、宮崎の南部に強いタイプなので、いくらでかくてもやれる場所を知っているんです。

田島:それは心強いですね。地元ローカルならではの強みですね!

今後、思い描いている夢を、最後に聞かせていただけますか?

水元:夢というか、どんな形であれ、サーフィンを続けていたいですね。

田島:生涯現役ですね。

水元:あと、もう一回コンテスト、全日本からやり直そうかなぁと。元プロが、全日本に出れるかどうかもわからないですがw

まぁ、口だけなので、期待しないでいてくださいw